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神社とお参り

神社にお参りする意味とは?手水・お賽銭・鈴・拍手の由来

風向き 編集部

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神社にお参りする意味は、一言でいうと「日々の感謝を伝え、幸せを祈ること」です。

神社本庁の公式サイトでも、日本人は昔から人生や季節の節目に神社を訪れ、日々の感謝を捧げ、幸せを祈ってきたと紹介されています。

鳥居をくぐる、手水を使う、お賽銭を入れる、鈴を鳴らす、拍手を打つ。一つひとつの動作にも由来があります。この記事では、神社本庁の説明をもとに、その意味を順番に整理します。

鳥居をくぐることの意味

神社本庁の説明では、鳥居は神社の内と外を分ける境に立てられ、鳥居の内側は神様がお鎮まりになる神域とされています。

鳥居をくぐることは、神様のいる場所へ入る区切りになっている、ということです。

神社本庁の境内の案内では、目上の方のお宅を訪問するような気持ちで一礼してからくぐるのが丁寧なくぐり方とされています。境内を出るときも、社殿のほうへ向き直って一礼するとよい、と書かれています。

参道などで見かける狛犬(こまいぬ)にも意味があります。神社本庁の説明では、狛犬は邪気を祓い、神前を守る意味を持つそうです。

犬といっても獅子や獅子の形をした架空の像で、起源はエジプトやインドといわれます。一説には、シルクロードを通り、中国から朝鮮半島の高麗を経て日本に伝わったため「高麗犬(こまいぬ)」と呼ばれるようになった、と紹介されています。

参道の歩き方と手水の意味

鳥居から社殿までの道を参道といいます。神社本庁の説明では、参道の中央を「神様が通る道」(正中=せいちゅう)と捉え、中央を避けて歩く作法がある、と書かれています。

これは、神職がお祭りを行うときの作法にならって、敬意を表す歩き方です。中央を横切るときは、軽く頭を下げながら通るか、中央で神前に向き直って一礼してから横切る、という表し方も紹介されています。

同じ説明では「参道の歩き方に厳格なきまりはない」とされ、作法を意識するあまり、他の参拝者とぶつからないよう気をつけてほしいと書かれています。

参道にある手水舎(てみずや)は、手と口を清めるための場所です。神社本庁は、参拝の前に心身ともに清らかな状態になるよう、ここで清めると説明しています。

由来は『古事記』の神話です。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が死者の国である黄泉の国から帰ったとき、水に浸かって身を清めた「禊祓(みそぎはらえ)」を、簡略にしたものが手水だと説明されています。

手水の3つの動作(神社本庁の参拝方法より)

  • 右手で柄杓を取り、水を汲んで左手を洗う
  • 柄杓を左手に持ち替え、右手を洗う
  • 右手に持ち替え、左の手のひらに受けた水で口をすすぐ(柄杓に直接口をつけない)
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お賽銭を入れる意味と金額

神社本庁の説明では、お賽銭の意味や起源には諸説があるとしたうえで、感謝の気持ちとしてのお供えが由来だと紹介されています。

もともと神前には海や山の幸が供えられ、なかでもお米は特別なお供えとされていました。白い紙で包んだ「おひねり」として供えられるようになり、のちに貨幣が広まると、お米の代わりに金銭も供えるようになったそうです。

神社本庁の説明では、お賽銭を箱に投げ入れることには、土地の神様へのお供えや祓いの意味があるともいわれるとしています。そのうえで、感謝の気持ちとしてのお供えなので、箱に入れるときは丁重な動作を心がけるとよい、とされています。

金額については、「ご縁(5円)がありますように」のような語呂合わせで選ぶ人もいますが、正式に決められた額はないと説明されています。額や語呂より、気持ちを込めて供えることが大事だ、というのが神社本庁の説明です。

鈴を鳴らし、拍手を打つことの意味

拝殿の中央、ちょうど賽銭箱の真上あたりに吊るされている大きな鈴は「本坪鈴(ほんつぼすず)」とも呼ばれます。鈴に垂らされた麻縄や紅白・五色の布などを振り動かして鳴らします。

神社本庁の説明では、この清々しい音色が参拝者を敬虔な気持ちにするとともに、参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うものと考えられています。

拝礼の作法は、神社本庁の説明では「再拝(礼)・二拍手・一拝(礼)」が基本形です。2回深くお辞儀をし、2回手を打ち、最後にもう1回お辞儀をする流れで、「二拝二拍手一拝」「二礼二拍手一礼」とも呼ばれます。

拝礼の基本の流れ

  • 深く2回お辞儀をする(再拝)
  • 胸の高さで両手を合わせ、2回手を打つ(二拍手)
  • もう一度深くお辞儀をする(一拝)

拍手は、柏の葉のように両手の指を揃えて打ち合わせることから「柏手(かしわで)を打つ」ともいわれます。神社本庁の説明では、神様に誠の心を捧げ、ご加護をいただいていることに心から感謝して打つものとされています。

同じ説明では、神社によっては特殊な拝礼方法を行っているところもあり、その場合はその神社の作法に従ってお参りするよう書かれています。

神社本庁の参拝方法の案内には、心を込めて祈るためには、それぞれの作法の具体的な意味を知ることが大切だ、とも書かれています。

拝礼のときに唱える言葉についても案内があります。神社本庁の説明では、神道には仏教の「南無阿弥陀仏」のような特別な唱えことばはないとしたうえで、唱える場合の例を紹介しています。

その例が「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」です。「お祓いください、お清めください、神様のお力によりお守りください、幸せにしてください」という意味だと説明されています。

お参りのときに具体的な願いごとを声に出すのは、言葉には霊力が宿るとする「言霊(ことだま)」の信仰に基づくもの、とも紹介されています。声に出すか心の中で伝えるかは、その場の様子に合わせて選べばよいでしょう。

玉串とおみくじに込められた意味

ご祈願などを受けるときには、玉串(たまぐし)を神前に捧げる場面があります。玉串は、みずみずしい榊(さかき)の枝に、木綿(ゆう)や紙垂(しで)と呼ばれる麻や紙を取り付けたものです。

神社本庁の説明では、玉串はお米・お酒・魚・野菜・果物・塩・水などのお供え(神饌=しんせん)と同じ意味があると考えられています。

神饌と違うのは、供えるだけでなく「玉串拝礼」という形で自ら手に取り、気持ちを込めて供えることだと書かれています。

神社本庁の参拝方法の案内では、作法の「形」の前提にある「心」を分かってほしい、と書かれています。玉串拝礼の手順が分からないときは、その場で神職の方の案内に従えば進められます。

おみくじにも由来があります。神社本庁の説明では、占いとは物事の始めに神様のご神慮を仰ぎ、それに基づいて懸命に事を進めようとする、信仰の表れの一つとされています。

江戸時代になると、こうした占いから、今のように個人の生活の指針や運勢を占う形のものが見られるようになったと紹介されています。

同じ説明では、おみくじは吉凶の判断だけを目的にせず、書かれた内容を今後の生活の指針にすることが何より大切だ、と書かれています。引いた後は境内の結び所に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても差し支えないそうです。

よくある質問

神社にお参りする意味は何ですか?

神社本庁の説明では、日々の感謝を捧げ、幸せを祈る行いとされています。特別な願いごとがなくても、感謝を伝えるためにお参りしてかまいません。

お賽銭の金額や小銭に意味はありますか?

「ご縁(5円)」のような語呂合わせで選ぶ人もいますが、神社本庁の説明では、正式に決められた額はないとされています。額より、気持ちを込めて丁重に供えることが大事だとされています。

なぜ手水で手と口を清めるのですか?

『古事記』に記された伊邪那岐命の禊祓を簡略にしたものとされ、参拝の前に心身を清めるための作法です。

神社によって作法が違うのはなぜですか?

神社本庁の説明でも、神社によっては特殊な拝礼方法があるとされています。訪れた神社の案内に従えば問題ありません。参道の歩き方についても「厳格なきまりはない」とされています。

神社にお参りする意味は、鳥居・狛犬・参道・手水・お賽銭・鈴・拍手・玉串といった、一つひとつの動作の由来の中にあります。

由来をたどると、身を清めること、感謝を形にすること、神様に向き合う心構えを整えることの3つに、おおむねまとまります。

すべてを完璧に覚えていなくても、意味を少し知っているだけで、次に手を合わせるときの気持ちは変わってくるかもしれません。次のお参りでは、手水やお賽銭のときに、その由来を一つ思い出すところから始めてみてください。

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