天赦日の意味と読み方|由来と決め方、やるといいこと・やってはいけないこと
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天赦日は「てんしゃび」「てんしゃにち」と読み、暦の上で最も良い日とされる吉日です。国立国会図書館の「日本の暦」では、百神が天に会合し、天が万物を許す日と説明されています。
ここでは、国立国会図書館の資料と神社の案内で確かめられたことを中心に、意味と読み方、由来、決め方、やるといいこと・やってはいけないことまでを順に整理します。
天赦日の意味と読み方、由来
読み方は、神社の案内では「てんしゃび」、国立国会図書館の資料では「てんしゃにち」と添えられています。どちらの読み方も使われています。
意味は、「日本の暦」では「百神が天に会合し、天が万物を許す日」とされ、万事にわたって吉とされています。ある神社の案内では「百神が天に上り、万物の罪を赦(ゆる)す日」という言い方です。
表現には少し違いがありますが、天が万物を許す日という点は共通しています。同じ神社の案内では、この日に始めたことは順調に進むともされています。
由来は、昔の暦の「下段」に書かれた吉日
「日本の暦」によると、昔の暦は1冊の本になっていて、方角の吉凶などの注が書き込まれていました。この注を「暦注(れきちゅう)」と呼びます。
そのうち暦の下の段に書かれた吉凶を「暦の下段(げだん)」と呼び、天赦日はこの下段の一つとして紹介されています。
ある神社の案内では、下段のうち縁起のいい日を「七箇の善日」といい、その中でも最上の吉日が天赦日だとしています。
明治に一度、禁止されたことがある
同じ神社の案内によると、下段は客観的な根拠を欠き迷信めいた要素が多いとして、明治時代に旧暦から今の暦へ移る際に政府に禁止されました。
それでも人々はこっそり使い続け、現代では自由に使えるようになっている、と説明されています。天赦日は、そうした経緯をたどって今のカレンダーに残っている吉日です。
なお、国立天文台が毎年発表している暦要項のうち、二十四節気と雑節(節分・彼岸・八十八夜など)の表に、天赦日は入っていません。
大安とは何が違う?
大安は、六曜の中で最も縁起が良いとされる日です。天赦日は六曜ではなく昔の暦の下段に書かれていた吉日で、決め方の仕組みもまったく別です。
どちらが上という決まりはありません。ある神社の暦の案内では、天赦日が大安や一粒万倍日と重なる日に、そのことを書き添えて紹介しています。
天赦日はどうやって決まる?年に何回ある?
天赦日は、季節と、その日の干支の組み合わせで決まります。国立国会図書館の「日本の暦」と、レファレンス協同データベースに載っている図書館の調べでは、次のように示されています。
天赦日になる日(季節ごと)
- 春(立春〜立夏):戊寅の日
- 夏(立夏〜立秋):甲午の日
- 秋(立秋〜立冬):戊申の日
- 冬(立冬〜立春):甲子の日
干支は、十干と十二支を組み合わせて日ごとに割り当てたもので、60通りあり、60日で一巡します。天赦日にあたるのは、そのうち季節ごとに1つずつ、合わせて4つの組み合わせだけです。
2021年も2025年も6日だった
レファレンス協同データベースに載っている図書館の調べでは、2021年の天赦日は1月16日・3月31日・6月15日・8月28日・10月27日・11月12日の6日でした。
ある神社の案内でも、2025年の天赦日は3月10日・5月25日・7月24日・8月7日・10月6日・12月21日の6日と紹介されています。一粒万倍日が年におよそ60日あるとされるのと比べると、かなり少ない日数です。
同じ季節に2回めぐることもある
同じ図書館の調べでは、2021年の季節の区切りは、立春が2月4日、立夏が5月5日、立秋が8月7日、立冬が11月7日でした。
そのうえで、8月28日と10月27日はどちらも秋の戊申の日、1月16日と11月12日はどちらも冬の甲子の日でした。干支は60日で一巡するので、1つの季節に同じ干支が2回入ることがあり、そのぶん日数が増えます。
毎年同じ日付にはならない
干支は60日で一巡するので、1年の365日とは少しずつずれていきます。2021年と2025年の日付を見比べても、同じ日は一つもありません。その年の日付は、暦やカレンダーで確かめるのが確実です。
天赦日にやるといいこと・やってはいけないこと
天赦日そのものについて、確かめた資料に書かれていたのは次の2つです。
天赦日について紹介されていること
- 万事にわたって吉とされ、この日に始めたことは順調に進むとされる
- ある神社の案内では、この日にお参りするのが特にいいとされる
つまり、何か新しいことを始める日、またはお参りの日として紹介されています。何を始めるとよいかまで、細かく決まっているわけではありません。
「やってはいけないこと」は一粒万倍日の説明
お金や物を借りる、嘘や陰口、喧嘩を避けるという話は、ある神社の案内では一粒万倍日の説明として書かれています。良いことも悪いことも万倍になる、という一粒万倍日の意味から来たものです。
天赦日そのものに「やってはいけないこと」を挙げた説明は、確かめた資料には見当たりませんでした。二つの吉日を一つのページでまとめて紹介している案内もあるので、説明が混ざって見えることがあります。
「やらなければいけない」日ではない
紹介されていることは、あくまで暦の上の目安です。この日に何もしなかったからといって、運気が下がるという話ではありません。
ある神社の案内でも、吉日や凶日は機械的に振り分けられるもので、科学的な根拠があるものではないと説明されています。
そのうえで、気にしすぎて予定に無理が出るなら元も子もないので、参考程度に考えればよい、とされています。
吉日を選んでも、迷いが残ることもあります
良い日を選んで動いても、決めきれない気持ちが残ることがあります。ニックネームのまま、話を聞いてもらえる場所があります。
アプリで相談してみる※相談はアプリ(iPhone・Android)から行います。18歳未満(高校生を含む)は利用できません。鑑定料は占い師ごとに異なります。
「天赦日は意味ない」と感じる時は
「天赦日 意味ない」という言葉で調べる人もいます。天赦日は、季節と干支の組み合わせで決まる暦の上の考え方で、効果を確かめたものではありません。
決め方に使う二十四節気は、太陽の位置をもとに国立天文台が毎年計算して発表している区切りです。そこに干支を重ねて吉凶を決めるのは、昔の暦から伝わる考え方の部分です。
たとえば天赦日に新しいことを始めて良い結果になれば「効果があった」と感じられ、うまくいかなくても「ほかの事情が重なった」と考えることもできます。結果の受け止め方は、そのときどきで変わりやすいものです。
「意味がある」と考えて行動のきっかけにする人もいれば、特に気にしない人もいます。どちらも、暦との自然な付き合い方です。日にちを、気持ちを整える区切りとして使う人もいます。
よくある質問
天赦日はなんと読みますか?
「てんしゃび」とも「てんしゃにち」とも読みます。神社の案内では「てんしゃび」、国立国会図書館の資料では「てんしゃにち」と読みが添えられています。
天赦日の本当の意味は何ですか?
百神が天に会合し、天が万物を許す日とされ、万事にわたって吉とされています。昔の暦の下段に書かれていた吉日の一つです。
天赦日はどうやって決まりますか?
季節と日の干支の組み合わせで決まります。春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子の日です。
天赦日と一粒万倍日が重なる日は特別ですか?
ある神社の案内では、とても縁起がよい日とされ「最強開運日」とも紹介されています。ただし、公的に決まった扱いではありません。
まとめ
天赦日は「てんしゃび」「てんしゃにち」と読み、天が万物を許す日とされる、暦の上で最も良い日の一つです。昔の暦の下段に書かれていた吉日で、季節と干支の組み合わせで決まります。
2021年も2025年も6日しかない、数の少ない吉日です。決まった正解というより、暦の楽しみ方の一つとして受け止めるくらいがちょうどよいかもしれません。
大きな予定を無理に合わせなくても、天赦日は毎年めぐってきます。
意味を知ったうえで、話してみるのも一つの方法です
吉日の意味が分かっても、決めきれないことは残ります。ニックネームのまま相談できます。
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