一粒万倍日はいつから?古くからある吉日の由来と決め方・年に何回あるか
このページは広告を含みます

一粒万倍日は、昔の暦に書かれていた吉凶の言葉の一つで、最近になって作られた言葉ではありません。ただ、「何年から使われ始めた」と示す資料は、確かめた範囲では見当たりませんでした。
ここでは、国立国会図書館の「日本の暦」と神社の案内で確かめられたことを中心に、いつからあるのか、意味と読み方、決め方、年に何回あるかを順に整理します。
一粒万倍日はいつから言われている?確かめられたこと
「一粒万倍日 いつから言い出した」「昔はなかった」という言葉で調べる人もいます。確かめられたことと、確かめられなかったことを分けておきます。
「いつから」について確かめられたこと
- 国立国会図書館の「日本の暦」は、昔の暦から受け継がれてきた言葉の一つとして紹介している
- ある神社の案内は、日本の暦に古くからある吉日の一つとしている
- 選び方は2通りあり、今は両方をあわせて使っている
- 「何年から」と示す資料は見当たらなかった
昔の暦には、吉凶の注が書き込まれていた
「日本の暦」によると、昔の暦は1冊の本になっていて、方角の吉凶などの注が書き込まれていました。この注を「暦注(れきちゅう)」と呼びます。
同じ説明では、暦注の言葉の多くは今の暦から消えた一方で、干支や六曜のように今も使われている言葉もある、とされています。一粒万倍日は、今のカレンダーにも残っている側の言葉です。
最近よく見かける、と感じる理由
最近になって急に広まった理由を示した資料は、確かめた範囲にはありませんでした。手帳やカレンダーアプリに載るようになり、目に入る機会が増えた、という見方もできますが、裏付けのある説明ではありません。
参考までに、同じ暦の言葉でも六曜について「日本の暦」は、14世紀ごろに中国から伝わり、広く行われるようになったのは幕末以降だと説明しています。古くからある言葉でも、広く知られるまでに時間がかかる例です。
一粒万倍日について言えるのは、言葉そのものは昔の暦から伝わるもので、最近になって作られたものではない、というところまでです。
一粒万倍日とは?意味と読み方
一粒万倍日は、何かを始めるのに良いとされる日です。ある神社の案内では、種もみ一粒から育った稲から、万倍もの数のお米がとれることを表す、と説明されています。
わずかなものが大きく増えるという意味から、この日に始めたことは大きな成果につながると考えられてきました。「日本の暦」でも、万事を始めるのに良い日として紹介されています。
読み方は、神社の案内では「いちりゅうまんばいび」、「日本の暦」では「いちりゅうまんばいにち」と添えられています。「日本の暦」には、単に「万倍日」ともいう、とあります。
大安や仏滅とは別の「選日」の一つ
一粒万倍日は、大安や仏滅といった六曜とは別の、「選日(せんじつ)」と呼ばれる暦の考え方に入ります。カレンダーで一緒に載っていることもありますが、決め方の元になる仕組みは別のものです。
良いとされること・避けたほうがよいとされること
「日本の暦」では、とくに仕事始め、開店、種まきなどが吉とされています。ある神社の案内でも、開業や入籍、引っ越し、新しい習い事などが例に挙がっています。
反対に、増えるという意味があるため、借金や借り物は凶とされています。神社の案内には、嘘や陰口、喧嘩も大きくなってしまうので慎むように、という説明もあります。
国立天文台の二十四節気・雑節の表には入っていない
国立天文台が毎年発表している暦要項のうち、二十四節気と雑節(節分・彼岸・八十八夜など)の表に、一粒万倍日は入っていません。天文の計算で決まる暦の項目とは別の、昔の暦から伝わる吉凶の考え方です。
一粒万倍日は何で決まる?決め方と年に何回あるか
一粒万倍日は、二十四節気で区切った季節と、日ごとに割り当てられた十二支の組み合わせで決まります。季節の区切りごとに、どの十二支の日が一粒万倍日になるかが決まっています。
一粒万倍日になる十二支(季節の区切りごと)
- 立春〜啓蟄の前日:丑・午の日
- 啓蟄〜清明の前日:酉・寅の日
- 清明〜立夏の前日:子・卯の日
- 立夏〜芒種の前日:卯・辰の日
- 芒種〜小暑の前日:巳・午の日
- 小暑〜立秋の前日:酉・午の日
- 立秋〜白露の前日:子・未の日
- 白露〜寒露の前日:卯・申の日
- 寒露〜立冬の前日:酉・午の日
- 立冬〜大雪の前日:酉・戌の日
- 大雪〜小寒の前日:亥・子の日
- 小寒〜立春の前日:卯・子の日
この組み合わせは、「日本の暦」の表と神社の案内の表で同じものが示されています。
表の読み方の例
たとえば2026年10月1日は、国立天文台の発表では白露(9月7日)と寒露(10月8日)の間にあたります。この区切りで一粒万倍日になるのは卯と申の日です。
この日は申の日にあたり、ある神社の案内でも一粒万倍日として載っています。日付と十二支が分かれば、表から自分で確かめることもできます。
1つの区切りに十二支が2つずつある理由
「日本の暦」によると、一粒万倍日にはもともと2通りの選び方があり、現在は両方をあわせて使っています。1つの区切りに十二支が2つずつ当てはまるのは、このためです。
十二支は12日で一巡するので、1つの区切り(およそ1か月)の中に同じ十二支の日が2〜3回めぐってきます。対象の十二支が2つあると、月に4〜6日ほどになる計算です。
ある神社の案内でも、月に4〜6日ほど、年間でおよそ60日あると紹介されています。6日に1回ほどのペースなので、珍しい日ではありません。
同じ案内では、一粒万倍日は周期によって機械的に振り分けられていて、縁起がいいことに科学的な根拠があるものではない、とも説明されています。
巡り合わせが気になる時は、話してみる方法もあります
暦の吉日を意識しても、迷いが晴れないことはあります。ニックネームのまま、話を聞いてもらえる場所があります。
アプリで相談してみる※相談はアプリ(iPhone・Android)から行います。18歳未満(高校生を含む)は利用できません。鑑定料は占い師ごとに異なります。
天赦日・大安・不成就日と重なる日は?
カレンダーでは、一粒万倍日が天赦日や大安と同じ日に重なることがあります。反対に、何をしても成就しないとされる不成就日と重なることもあります。
天赦日と重なる日
天赦日は、暦の上で最も良い日とされる吉日です。ある神社の案内では、一粒万倍日と天赦日が重なる日はとても縁起がよい日とされ、「最強開運日」とも紹介されています。
ただし、これは公的に決まった扱いではありません。重なる日を書き添えて紹介するだけで、特別な扱いには触れていない神社の案内もあります。
不成就日と重なる日
重なった時の受け止め方は一つではありません。ある神社の案内では、良いことも悪いことも万倍になるので凶日の悪さを強めるという考え方と、吉と凶が打ち消し合うという考え方の両方が紹介されています。
そのうえで、どちらが正しいとははっきり言えないとされています。気にしすぎて予定に無理が出るなら元も子もないので、参考程度に考え、気になる時はほかの吉日を選ぶ方法もある、という説明です。
よくある質問
一粒万倍日はいつから始まったものですか?
昔の暦から受け継がれてきた吉日の一つとして紹介されています。ただ、「何年から」と示す資料は、確かめた範囲では見当たりませんでした。
一粒万倍日は日付が変わった瞬間から始まりますか?
暦の一覧は日付ごとに載っていて、何時からという時刻の指定は、確かめた資料にはありませんでした。その日付の1日と受け止めるのが分かりやすいでしょう。
一粒万倍日は年に何回ありますか?
神社の案内では、月に4〜6日ほど、年間でおよそ60日と紹介されています。6日に1回ほどのペースです。
一粒万倍日は何で決まりますか?
二十四節気で区切った季節と、日ごとの十二支の組み合わせで決まります。季節の区切りごとに、対象になる十二支が2つずつ決まっています。
まとめ
一粒万倍日は、昔の暦から受け継がれてきた吉日の一つです。「何年から」という記録は見当たりませんが、最近になって作られた言葉ではありません。
決め方は、二十四節気で区切った季節と十二支の組み合わせで、年におよそ60日あります。国立天文台が発表する二十四節気や雑節とは別の、暦の上の考え方です。
大きな予定を一粒万倍日に合わせられなくても、失敗ではありません。日取りは参考程度にとどめて、自分の都合を優先して構いません。
日取りの迷いを、話して整理する
暦の吉日だけでは決めきれないことも、話してみると見え方が変わることがあります。ニックネームのまま相談できます。
アプリで相談してみる※相談はアプリ(iPhone・Android)から行います。18歳未満(高校生を含む)は利用できません。鑑定料は占い師ごとに異なります。
この記事は、公開されている相談投稿や公的な情報・寺社の公開している案内をもとに編集部が構成したもので、編集部自身の体験談ではありません。投稿者が特定される情報は含みません。体調や生活に関わる判断は専門家の助言もあわせてご検討ください。占いは医療・法律の助言に代わるものではありません。18歳未満の方は占いサービスを利用できません。



